分光測色計Color Munki design/PhotoとArgyll CMSというオープンソースのソフトウェアを使用すると、手動でスマートフォンやタブレットのx,y, Y値が測れて、便利なのですが、スマートフォン側で赤、緑、青、白と表示するプログラムを作るのはちょっと面倒です。
簡単に色のシーケンスを作るソフトウェアがないかなぁと思ったら、ありました。
exbeans PrototypingというWindowsアプリで、これを使うと、プログラムを一行も書かずに簡単なシーケンスが数分で作れます。
専用ビューワーをAndroidやiOS機器へインストールしておくと、Google ドライブやメール経由で作ったシーケンスをスマートフォンへ送り込むことができます。
今回作ったのはトップメニューから選択して、赤(255, 0, 0)、緑(0, 255, 0)、青(0, 0, 255)、白(255, 255, 255)を表示してくれて、かつ、それぞれの色を表示中に画面をタップすると、次の色(例えば、赤→緑、緑→青、青→白)へ切り替わってくれるシーケンスです。
以下がXperia Z上で専用ビューワーを起動して、シーケンスを表示させた場合のスクリーンショットです。

トップ画面です。それぞれの色がボタンになっていて、タップすると、各色が全画面で表示されます。

トップ画面の赤をタップすると、このような表示になります。これで、赤のx, y, Yが測れます。ちなみにXperia Zの赤のx,y値は(0.617, 0.335)でした。ちょっとsRGBより狭めです。※今回の測定はColor Munkiではなく、他の測色計で行っています。

トップ画面の緑をタップ、あるいは赤全画面表示の画面をタップすると、緑が全画面に表示されます。このときのx,y値は(0.250, 0.657)でした。

青は当然ながら、このとおり。こちらも緑の場合と同じような操作で表示できます。
x,y値は(0.161, 0.064)

白も同様です。x,y値は(0.306, 0.320)となっていて、色温度は6500Kより高くなっています。
同じようなことを画像ファイルをアルバムアプリをフリックすることで表示することができますが、ファイル名やタイムスタンプで順番がおかしくなることを考えると、exbeans Prototypingのビューワーを使用した方が自分の思い通りのシーケンスになります。
このソフト、画像も貼付けられ宇野で、簡単なインタラクティブ性がある写真アルバムアプリみたいのも作れそうです。